
CD:TRM143 国内盤 2CD 4,515円 ジョルジュ・プルーデルマッハー(プリュデル・マシェール)
ラヴェル:ピアノのための作品集
レコード芸術2007年10月号に掲載された作品です。新譜月評 器楽曲 特選盤 に選ばれました。過去の掲載作品はこちら
モーリス・ラヴェル(1875〜1954)
古風なメヌエット /
亡き王女のためのパヴァーヌ / 鏡 /
ソナチネ / 夜のガスパール /
HAYDN の名によるメヌエット /
高雅にして感傷的なワルツ /
シャブリエに倣って /
ボロディンに倣って / プレリュード /
クープランの墓 /
ラ・ヴァルス(作曲者によるピアノ独奏版)
ジョルジュ・プルーデルマッハー(ピアノ / ステファン・パウリェーロ製作)
生前のラヴェルと関わりの深かったジャック・フェヴリエに師事、引き継いだ“秘伝”を惜しみなく盛り込んだというプルーデルマッハー入魂の作品集、2枚組で堂々登場!
新たな境地で21世紀に伝えられる伝統の高雅さ――ピアノ版『ラ・ヴァルス』にも御注目!
2005 年のドビュッシー作品集から2年――フランス最大のピアニストのひとりジョルジュ・プルーデルマッハー(プリュデルマシェール)が、ついにラヴェル作品集をリリース!
ドビュッシー作品集と前後して2003 年のランス夏季音楽祭でライヴ録音されたというこの「ほぼ全集」、注目はあの管弦楽の名作『ラ・ヴァルス』をラヴェル自身がピアノに編曲したヴァージョンも収録しているところでしょう…濃密かつ繊細な和声推移をみせるあの傑作を、管弦楽的なゴージャスさを失わぬままピアノ特有の響きで再現する手腕には脱帽です!
ちなみにこの2枚組、各CD がそれぞれ師匠のひとりジャック・フェヴリエと、20世紀を代表する舞踏家のひとりジョルジュ・バランシンに捧げられています(『ラ・ヴァルス』や『高雅にして…』の演奏はもちろん「バランシンに」のほうに収録)。
そう、フェヴリエ――周到なファンならご存知のとおり、ラヴェル本人ともつきあいのあった名ピアニストこそがプルーデルマッハーの師匠なわけで(彼は他にもピュイグ=ロジェやジュヌヴィエーヴ・ジョワなどに師事しています)、彼特有の明晰なタッチのなかにも、フェヴリエから伝えられたというラヴェル自身の演奏秘儀が込められている、とのこと。
玄妙そのものの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、絶妙のコントロールで跳ね回るスカルボ、ほんとうに鐘や蛾をまのあたりにするような「鏡」、そしてまさに巨匠然としたソナチネ...フランスの伝統を新世紀に息づかせた、どこをとっても聴き所だらけの大・推薦盤です! |