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ラメー・レーベル CD RAM0401 〜  (ドイツ)

ラメー・ロゴ

CD:きわめて充実したディスク内容、あまりに美しいアートワーク...
新しい古楽レーベル・ラメーは、ヨーロッパで話題急騰中!!

 マーキュリーより、新しく弊社が取り扱うこととなりましたドイツ発の新しいDigipack美麗古楽レーベル、RAMEE(ラメー)をご紹介させていただきます。
  ラ・プティット・バンドやリチェルカール・コンソートに参加してバロック・ヴァイオリン奏者としても活躍しているドイツ人音楽家ライナー・アルントが2004年に創始したこのレーベル、白を基調にアンティークの骨董品をさりげなく配した、息をのむほど美しいデジパック外装がまず目をひくのですが(あくまで白〜淡色を使っているので、その美しさが画像では伝わりにくいのが非常に残念です...)、すでに登場している4アルバムどれをとっても、企画の素晴らしさ、さりげなく実力派「しかいない」演奏陣の堅固さ、演奏曲目にみごとにマッチしたアーティスト選択、ワン・ポイント録音によるナチュラル・サウンド...と、秀逸レーベルの諸条件をことごとく満たした優秀盤となっています。主催者アルントは企画・プロデュースはもちろんのこと、録音エンジニアリングからライナーノート執筆、ひいてはアートワークまで自分で手がけており、音楽家が音楽家の目と耳で、徹底した職人気質をつらぬいて作り上げた成果があざやかに実を結んだ、といえるようです。
  すでにヨーロッパ方面ではフランスを中心にレーベルとしての評価がうなぎ登りに高まっているようで、とくに代表盤ともいえるルクレールのソナタ集がリリースされ、DIAPASON誌上で金賞を獲得したあたりから批評家たちもこぞってRAMEEに賞賛を惜しまぬようになり、Le Monde de la Musiqueがそのアートワークの美しさと内容の素晴らしさの一致を讃えて「クラシックCD界のオートクチュール――AlphaやECMにも比肩しうるクオリティ」と絶賛したほか、オランダでもEdison賞と並ぶ注目音楽賞Prelude Classical Music Awardsで2005年のレーベル賞を与えられたほどの人気ぶり。たった4点のリリースながら、そのすべてがどれだけ高く評価されているかの証左といえるでしょう。
  今後のリリース予定には、最近とみに名盤が続出しているイタリア後期バロックの巨匠カルダーラの声楽・器楽作品集(Alphaでのラルペッジャータやル・ポエム・アルモニークのアルバムで華々しく活躍中のプサルテリウム奏者ユーベルベッカーがソロで参加するようです)、今回紹介作品でオルガンを弾いているスイスの名手ベルベンによる、ドイツ・ルネサンスの作曲家H=L.ハスラーの珍しいチェンバロ作品集、さらにシギスヴァルト・クイケンとギィ・ファン・ヴァースの門下生やバーゼル系の若い古楽奏者たちによる気鋭のアンサンブル「レ・ムファッティ」が、これも名盤の多いムッファートの名合奏曲集「アルモニコ・トリビウト」にいどんだ一作など、どれも古楽ファンの知識欲を満たしつつ演奏の新鮮さのうえでも事欠かなそうなラインナップが並んでいます。すでに年間3タイトル程度のリリース・ペースで順調なスタートを切っているようですので、向こう数年にかけてどこまで成長するかがたいへん楽しみなレーベルです。弊社でも基本的に全点解説つき国内盤仕様でお届けしてゆく予定ですので、どうぞよろしくお見知りおきの程をお願い申し上げます。


CD:RAM0401 RAMEE 国内盤 2,940円 RAMEE おお、うるわしき愛する人 〜17世紀イタリアの女性作曲家たち

カテリーナ・アレッサンドラ(1590頃〜1618以降)
1. モテット「主よ、私を満たしてください」
2. グレゴリオ聖歌による3つの変奏曲
3. おお、うるわしき最愛のイエス

ヴィットリア・アレオーティ(1575頃〜1620以降)
4. 今や美しき夜明けが
5. わが心、なぜにひたすら涙するのか
6. この燃えさかる唇が

フランチェスカ・カッチーニ(1586〜1641以降)
7. もっとも楽しげな、もっとも美しき人に
8. ほっといて、一人にしておいて

バルバラ・ストロッツィ(1618〜64以降)
9. 偽り多き恋人
10. ねむたげな愛神
11. どうしてそんなに憂鬱そうなの
12. 恋するヘラクレイトス

イザベッラ・レオナルダ(1620〜1704)
13. 第12ソナタ
14. もうかねてから、主イエスよ

ラ・ヴィラネッラ・バーゼル ハイケ・ピヒラー=トローシッツ(ソプラノ) クラウディア・ナウハイム(リコーダー) イレーヌ・クライン(ヴィオラ・ダ・ガンバ) メヒティルト・ヴィンター(ヴァージナル/オルガン) ペトラ・ブルマン(キタローネ)

静謐なアレオーティのマドリガーレからバロック的愉悦に満ちたストロッツィ、レオナルダまで…
   至高の音楽性を誇ったイタリア・バロックの才媛たち

近代も17世紀ともなると、コレッリを擁護したというスウェーデンの亡命女王クリスティーナや映画にもなった女性画家アルテミジア・ジェンティレスキのように、女性たちがヨーロッパの文化世界に「発信者」として華々しい活躍をみせるようになるわけで、そこで音楽の国イタリアでは作曲方面にも才能ある女性たちが才覚をあらわにしはじめてくる。有名なところでは「アマリリ」のカッチーニの娘フランチェスカ、古楽ファンにはすっかり名の通った天才バルバラ・ストロッツィ...最近ではOpus111/NAIVEにも同種のアルバムがあったが、ここで演奏にあたっているのはバーゼル・スコラ・カントゥルムに学んだドイツ語圏方面の女性奏者たちによるアンサンブル。

独特の香気を放ってたおやかに響くピヒラー=トローシッツの歌声の素晴らしさもさることながら、リコーダーを担当するナウハイムの絶妙な歌いまわしと美音、ストロッツィでの飛び跳ねるようなタッチがチャーミングなヴィンターのヴァージナル、適切なところで素晴らしい和声を響かせるブルマンのキタローネ、サポート役としての立場で見事な通奏低音を奏でるクラインのヴィオール...とき楽勢の腕前&アンサンブル力もなかなか。立てあいすぎず適度に主張しながらの合奏に、意見交換のうまいヨーロッパ女性たちらしさを見る人もいるかもしれない。

極端なフェミニズムに走らぬ、あくまで自然体の女性バロック。さりげないラインで素晴らしい音楽をさりげなく聴かせる姿勢に、このレーベル独特のセンスが感じられるのでは。


CD:RAM0402 RAMEE 国内盤 2,940円 J.プレトリウス=シュルツ:オルガンのための作品集

(org・タンガーミュンデ、シェラー2世建造)

ヤーコプ・プレトリウス=シュルツ(1586〜1651)
1, 第1旋法によるマニフィカト
2. プレアンブルム ニ短調
3. 天上におはします我らが父
4. プレアンブルム ハ長調
5. 第4旋法によるマニフィカト
6. ドイツ語歌唱によるマニフィカト
7. プレアンブルム ヘ長調
8. なべての人々より隔たりて

レオン・ベルベン (オルガン−タンゲルミュンデ(北独)、シュテファン教会のシェラー・オルガン...1624年製)+ブリッタ・シュヴァルツ(ソプラノ)

清廉なソプラノが、パイプの音色と教会堂にまざりあう――
北ドイツ楽派の巨匠プレトリウス=シュルツの堂々たる傑作オルガン作品に、シュヴァルツの名唱が華を添える

「テルプシコーレ舞曲集」のプレトリウスとはもちろん違う、17世紀前半にハンブルクで活躍していた北ドイツ・オルガン楽派の巨匠ヤーコプ・プレトリウス=シュルツの傑作を集めたアルバム。若い頃には20年ほど年長の巨匠スヴェーリンクに師事するためアムステルダムにも赴き、その後1651年に歿するまでハンブルクの聖ペテロ教会のオルガニストをつとめた。ここに収録された作品群には、スヴェーリンク流の簡素ながらに精緻な対位法を土台としつつ、華美にすぎない均整のとれたファンタジーを展開させてゆく彼の心地よい作風が如実に示されている。

オルガンを弾いているのは、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、フライブルク・バロック・オーケストラ、アムステルダム・バロック・オーケストラなどで通奏低音を担当しているオランダの若き俊英レオン・ベルベン。レオンハルト、コープマン、ボブ・ファン・アスペレン...と、オランダ鍵盤界の王道をゆく師匠たちのもとで学んだだけあってか、慌てず騒がず、のたおやかな音運びのうちにじわじわと音楽の感動が滲んでくる感じに確固たる音楽性が感じられるのでは。またいくつかのトラックでは来日経験もある名花ブリッタ・シュヴァルツが、オルガンとよく合う芯の太い清らかな歌声でラテン語/ドイツ語の歌を添え、アルバムに変化をもたらしてくれているのも嬉しいところだ。

それにしてもこのアルバム、演奏者が的確に対置させながら組み合わせているオルガンのパイプそれぞれのサウンドを、それぞれの特徴そのままに非常にうまく録音していているのがまた実に心地よい――音楽自体が比較的簡素なつくりだけに、音そのものの美しさがはっきりと現れるし、音楽の微妙な変化もパイプ選択によってより鮮明に際立ってくる。こうしたあたりに、古楽奏者ライナー・アルントの深い音楽理解が反映されていると思うと、ますますRAMEEというレーベルが頼もしく思えてくるのではないだろうか。


CD:RAM0403 RAMEE 国内盤 2,940円 ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 ジャン=マリー・ルクレール(1697〜1764) 「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品9」より
1. ソナタ第10番 ヘ短調
2. ソナタ第7番 ト長調
3. ソナタ第5番 イ短調
4. ソナタ第12番 ト長調

ルイス・オタヴィオ・サントス(バロック・ヴァイオリン) アレッサンドロ・サントーロ(クラヴサン)リカルド・ロドリゲス・ミランダ(低音ヴィオール)

RAMEEの素晴らしさを知るにはまずこの1作から!
 手練の名手サントスの鮮やかな演奏で、いきなりDiapason d'Orを獲得した傑作ディスク
 まずは何といってもこの1枚を手にとっていただきたい。美しすぎるアートワークもさることながら、冒頭トラックからいきなり期待感をあおるワン・ポイント録音のナチュラル・サウンド、そして音楽を聴きすすめるにつれてぐいぐいと聴き手をひきつけてゆく、ハイ・バロックの鮮やかな旋律美・和声の妙味、鮮烈なまでの弾き手の表現力、繊細な装飾音...どこをとっても、ユーザーを満足させずにはおかない充実度と完成度。耳の肥えたヨーロッパのファンたちはこのアルバムが登場したあたりからにわかにRAMEEに注目しはじめ、本盤そのものもDIAPASON金賞、Classicaのレビュー賞など批評家たちからも次々に目覚しい評価を勝ち得ている。RAMEEの素晴らしさを端的に知っていただくには、この一作はまさにうってつけだ。
  プログラムはタルティーニやロカテッリの時代に活躍したフランスのヴァイオリニスト兼作曲家ルクレールの、もっとも充実したソナタ集ともいわれる作品9のヴァイオリン・ソナタ集から短調と長調の曲を2作ずつ。当時最新のイタリア音楽の旋律美に彩られた大胆な表現に、フランス・バロックの繊細さがブレンドされた堂々たる大作4編だ。演奏は、長らくラ・プティット・バンドとリチェルカール・コンソートの主要メンバーを務めてきた“隠れ名バロック・ヴァイオリン奏者”ルイス・オタヴィオ・サントス。つい最近もAlphaのクープラン室内楽作品集(Alpha062)で、フランソワ・フェルナンデスらと絶妙のアンサンブルを聴かせてくれたばかりだが、今度は堂々、ソリストとして登場である――説得力あふれる楽譜の読み込みもさることながら、弱音の繊細さ、アレーグロの雄弁さ、カンタービレな楽節でのニュアンスの妙味…まさしくシギスヴァルト・クイケン門下らしい、技巧の追究に終わらぬ深い音楽洞察を感じさせる見事な弾きっぷり。ベルギー古楽界のあくなき奥の深さを印象づけられる。伴奏にあたっているサントーロの出所を踏まえたチェンバロ、ならびに時折はっとするほど美しい弦音を奏でるガンバのロドリゲス・ミランダらとのアンサンブルも実にうまい――harmonia mundiやAlpha、PIERRE VERANYなどのハイ・クオリティ古楽アルバムに慣れたヘヴィ・ユーザーも納得まちがいなし、美麗ジャケットで贈答用にも良し。RAMEE最初の代表盤だ。


CD:RAM0404 RAMEE 国内盤 2,940円 バッハ:フルートのためのソナタ全集

ヨーハン・ゼバスティアン・バッハ (1685〜1750)
1. フルートと通奏低音のためのソナタBWV1034
2. フルートと通奏低音のためのソナタBWV1035
3. フルートとオブリガート鍵盤のためのソナタBWV1032
4. フルートとオブリガート鍵盤のためのソナタBWV1030

ベネデク・チャログ(トラヴェルソ) ミクローシュ・シュパーニ (クラヴィコード、フォルテピアノ)

鍵盤はチェンバロでなく“クラヴィコードとフォルテピアノ”! 押しも押されぬハンガリーの2大名手が突如リリースした、きわめて内容の高いバッハ・ソナタ集!
  気合の入った話題盤も少なくないバッハのフルート・ソナタだが、RAMEEの最新盤は居並ぶ名盤にも迫る演奏内容もさることながら、使用楽器の点でもかなりユニークな話題必至の快心作だ。(各誌レビュー賞は受賞していないのは、まだ欧州リリース直後のため)

演奏は、Raumklangでミューテルらベルリン楽派のソナタを録音しているベネデク・チャログ&ミクローシュ・シュパーニのデュオ。トラヴェルソのチャログといえば、シュパーニやバラーシュ・マーテー、ペーテル・シュツらとともにハンガリー古楽の第2波を支える実力派奏者。HUNGAROTONに録音されたクヴァンツのソナタ集をはじめとする数々のアルバムでの名演をよくご記憶の古楽ファンも少なくないだろう。対するミクローシュ・シュパーニもハンガリー古楽の中心人物だが、クラシックCDの世界ではむしろBISに録音されたC.P.E.バッハの鍵盤作品全集などでよく知られた名前なのでは?

数少ない世界的なクラヴィコード奏者としても有名なシュパーニはここで、「作曲当時」よりも「作品伝播の過程」を重視するかのごとく、なんと鍵盤にクラヴィコードやフォルテピアノを使ってみせる。フォルテピアノには1740年代のジルバーマンを使用――トラヴェルソ愛好家としても知られたフリードリヒ大王が当の大バッハに試奏させたことで有名な最初期のピアノである。さながらバッハ一族の家庭音楽会か、あるいは18世紀中頃、巨匠の死を惜しむ追従者たちのあいだの演奏会か――そうした穏やかにして知的な空気を、自身音楽家でもあるレーベル主宰者アルントが絶妙のエンジニアリングで収めきっている(トラヴェルソとクラヴィコードのバランス感覚など、演奏の現場を知る人ならではのものではないか)。

音符の上下、和声の変化にあわせて玄妙にも息を吹き分けるチャログの鮮やかな吹奏、楽器の扱いにくさを物ともしないシュパーニの繊細をきわめるタッチ――かつてSEON(現SONY)からブリュッヘン盤がリリースされた時の興奮をどこか想起させる、当代随一の名手ふたりによる入魂の1作!偽作系作品は抜きで、きちんと1CDに収まりきっているのも嬉しいところだ。


CD:RAM0405 RAMEE 国内盤 2,940円 カルダーラ:独唱&器楽作品集 〜ダルシマー(プサルテリウム)の響きを添えて アントニオ・カルダーラ (1671〜1736)

1. オラトリオ『セデチア』(1732)〜アリア ああ!民で溢れたかの都市も今や」
2. カンタータ『小さな嵐のすぐそばで』(1729)
3. チェロ独奏[と通奏低音]のためのシンフォニア(1700以降?)
4. カンタータ『苦しむがいい、わが愛しきアルチーノ』(1715)
5. チェロ独奏[と通奏低音]のためのソナタ(1700頃?)
6. カンタータ『美しき顔をした星たち』 (1710年代)
7. オラトリオ『ジョゼッフォ、夢を解き明かす』(1726)〜アリア「自由―いとしくも歓迎すべきものよ」

ダルシマーを弾くユーベルラッカー

ラ・ジョイア・アルモニカ(古楽アンサンブル)
  ユルゲン・バンホルツァー(カウンターテナー)
  マルギット・ユーベルラッカー(ダルシマー)

露珠の転がるような、魔法の響き――ダルシマーの妙なる打音! 優美な旋律を描きあげる、枯葉の温もりを湛えたカウンターテナー 後期バロックの巨匠カルダーラが残した“意外なる傑作群”
  独特のハンマーで弦を叩いて玄妙なる音を出す楽器ダルシマーが“古楽器”として使われ、心が洗われるような素晴らしいアルバムに仕上がった――昨今とみに録音数が増えている後期バロックの大作曲家カルダーラによる、初期から後期までのさまざまな作品を集めた一作だ。ダルシマーの美音、出どころを心得たバロック・チェロの縦横無尽なサウンド、そして“綺麗に乾いているのに艶がある”ニュアンスゆたかなカウンターテナー...いかんなき実力派たちが洗練された名作群と出会い、めくるめく世界が描き出されてゆく。
  ダルシマー(サルテリオ、プサルテリウムとも)といえばリストの「ハンガリー狂詩曲」に使われているように、東欧の民俗音楽によく登場する楽器だが、もとは18世紀ドイツで、ジルバーマンのフォルテピアノにヒントを得て発案されたらしい。実際ダルシマーを使った18世紀の芸術音楽作品もあり録音もままあるのだが、現代楽器の合奏にフォルテピアノを組み込むような“珍品”扱いの従来録音とは違い、今回のアルバムはピリオド楽器アンサンブルでダルシマーと音楽がごく自然にマッチしている――それもそのはず、ダルシマー奏者はAlphaで大活躍中の撥弦楽器集団ラルペッジャータで長く活躍し、古楽シーンでの経験を十全に積んできたマルギット・ユーベルラッカーなのだ。自由闊達、他のパートを活かしつつ出所は鮮やかにキメる上手さには誰もがはっとするはず。
  歌い手のバンホルツァーはバルタザール=ノイマンEnsやクレマンシック・コンソートなどで活躍してきた俊英で、独特の乾いた歌声はそれだけでもう“銘器”! ソロでみごとな音楽性を印象づけるチェロのゴリッツィ(これが滅法ウマい!)と共に、素晴らしい求心力で音楽をまとめあげてゆく。
  昨今のヘンデル声楽名盤群が好きな方はもちろん、誰しも魅了されずにはおれない傑作アルバム。本当に心からお薦めです。