
CD:RAM0603 RAMEE 国内盤 2,730円 プラ:トリオ・ソナタ集/アンサンブル・ロッシ・ピチェーノ(古楽器使用)
スペインから来たロココ時代の音楽家兄弟 〜オーボエのためのトリオ・ソナタ集 / ジョアン・バティスタ・プラ (1720〜70)
ジョゼプ・プラ (1728〜62)
1. トリオ・ソナタ ヘ長調
2. トリオ・ソナタ ニ短調
3. トリオ・ソナタ ト長調
4. トリオ・ソナタ 変ホ長調
5. オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調
6. トリオ・ソナタ ハ長調
アンサンブル・ロッシ・ピチェーノ(古楽器使用) エミリアーノ・ロドルフィ、アンドレアス・ハイム(ob) マリアン・ミンネン(vc)ラウル・モンカダ(cmb) +松永綾子(vn)、ヴィム・マーゼレ(theo/g)
スペインを出て、広くヨーロッパへ…
晩期バロックと古典派の様式が入り混じるプラ作品の面白みを、絶品バロック・オーボエで!
バロック後期〜初期古典派の流儀で、スペイン臭さのない流麗な音楽を紡ぎ続けたプラのファンは演奏家にも多いと見えて、古くから折に触れて録音にも供されている――かのJ-P.ランパルも晩年SONYでプラ・アルバムを制作していたし、スペインの老舗御国芸レーベルENSAYOにも協奏曲集があった。十八世紀当時も、兄のマヌエル(当盤には作品収録なし)意外の2人はシュトゥットガルトへ、パリへ、ロンドンへ…と諸外国へ出て大いに名声を馳せていた。今回はそんなプラ兄弟の魅力あふれる音楽世界を、ばっちり古楽器で、秀逸な演奏とともに味わいつくせるアルバムの登場だ。
演奏陣は6月の来日公演も好評だったカペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニでオーボエを吹いているE.ロドルフィを中心に集まった、Ens.ゼフィーロ、エスペリオンXXI、コンチェルト・イタリアーノ、BCJやオーケストラ・シンポシオンといったアンサンブルで今まさに忙しく活躍中の実力派たち。しかもバロック・オーボエがダブルで協和するトリオ・ソナタが大半で、その美音の重なり具合といい、流麗な機能性といい、なかなか得がたい古楽サウンドがかもし出されているのが嬉しいところだ。
ヴァイオリンの松永綾子も1曲参加、曲調にヴァラエティをもたらしているのも素敵。プラ兄弟じたいの名はそれなりに知られていても、古楽器による録音がこれまで意外となかっただけに、1枚まるまるプラ作品だけで作られた(しかも極上演奏による)このアルバムの登場は全く嬉しい限り! |