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パン・クラシックス・レーベル CD PC10120 〜  (フランス)

CD:PC10120 Pan Classics 国内盤 2007年11月下旬 発売予定 2,940円 コルンゴールト、ツェムリンスキー 弦楽六重奏&五重奏のための作品集

エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴールト (1897〜1957)
1. 弦楽六重奏曲 作品10

アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー (1871〜1942)
2. 弦楽五重奏のための二つの楽章

3. 五月の花、いたるところに咲き乱れ (ルドルフ・レーオポルトによる弦楽六重奏伴奏版)

ウィーン弦楽六重奏団
エーリヒ・ヘーバルト、ピーター・マツカ(vn)
トーマス・リープル、ジークフリート・フュアリンガー(va)
ルドルフ・レーオポルト、ズザンネ・エーン(vc)
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)

歿後50周年に、またしてもコルンゴールトの新譜!
鮮烈にして精緻な解釈は、まさに極上師匠ツェムリンスキーの充実作も、これまた大注目
 
コルンゴールト歿後50周年を記念する本2007年、またしても注目のリリースが…2004年に解散したウィーン弦楽六重奏団が、長年のキャリアの末2001年にリリースしたものの、Pan Classics経営再編のためリリース直後に廃盤となっていた「幻の名盤」が2点、新パッケージで復活してくれた――その片方が、このコルンゴールトの充実作が前半を占めるアルバムというわけだ。廃盤期間には弊社にもずいぶん問い合わせのあった録音だけに、美麗Digipackによる本作の商品価値は高い。

ましてや、「ウィーンの面子による」「ウィーンの作品」の演奏で「演奏内容がきわめて素晴しい」となれば…(だからこそ、廃盤直前に聴いたリスナーからの情報で稀少盤としての価値がつくられたのだろう)。

コルンゴールトの曲は作曲者19歳の作――若書きといいたいところだがこの天才少年はすでに第一線の名匠、充実度の並々ならぬ意欲作で、名門ウィーン弦楽六重奏団のエキサイティングな解釈がひときわ際立つ。

対するツェムリンスキーの作品はソナタ全楽章として構想されたものの中断され、1894年と96年に書かれた二つの楽章だけが残されたもの――しかしどちらも長大な楽章で、じつに聴き応えがある。これに『浄夜』の原詩作者として有名なデーメルの詩を歌詞にとる歌曲一編を、名花バンゼのインテンスな歌唱と精緻な弦のからみあいで聴ける嬉しさ!ウィーンならではの情緒たっぷり、それでいて甘えのない活力がどこまでも漲っている、至高の室内楽アルバムなのだった。


CD:PC10127 Pan Classics 国内盤 2007年11月下旬 発売予定 2,940円 ブラームス:弦楽五重奏曲第1番、第2番 他

ヨハネス・ブラームス(1833〜97)

1. 弦楽五重奏曲 第1番 作品88
2. 弦楽五重奏曲 第2番 作品111
3. 弦楽六重奏のための「夕べの調べ」作品42-1(合唱曲より編曲:ルドルフ・レーオポルト)
4. 弦楽六重奏のための「夜警」作品104-1(合唱曲より編曲:ルドルフ・レーオポルト)

ウィーン弦楽六重奏団
エーリヒ・ヘーバルト、ピーター・マツカ(vn)
トーマス・リープル、ジークフリート・フュアリンガー(va)
ルドルフ・レーオポルト、ズザンネ・エーン(vc)

2004年、惜しくも解散…と思いきや、音源はまだまだ?
発売直後に廃盤となっていた幻の名盤2点が、ここに待望の復活!編曲作品も加えての超名演!

上でもふれたとおり、ウィーン弦楽六重奏団は1979年の結成以来メンバー固定のまま四半世紀にわたり活躍を続け、幾多の名演の歴史を刻んできたのち2004年に「最も華やかな時に解散する」と活動を休止した――しかし録音リリースは、団体そのものの活動とは別進行。

このブラームス・アルバムは2000年1月に録音され、上のツェムリンスキー&コルンゴールトの録音同様いったんリリースはされたものの間もなくPan Classicsレーベルが活動を休止、その後Digipack主体の現状体制で活動再開したさい旧譜はいったん全て廃盤になったため、市場には僅かな期間しか流通しなった「幻の名盤」。

かつて同団体がEMIに録音した弦楽六重奏曲集とならぶ重要アルバム、待望のカタログ復活というわけだ。2曲の「おまけ」も絶品な注目盤である。

モーツァルトの弦楽五重奏曲に触発され、ヴィオラ1本を増やした編成で書かれたこれらの2曲、いずれもブラームス円熟の筆致が随所に光る傑作なのはいうまでもなく皆様ご存知の通り――しかしそれがウィーン弦楽六重奏団のメンバーによって、幾倍にもその味わいを増すさまは実際に聴いていただくより他はない。ベルリン・フィル団員らのPhilips録音、近年ではハーゲン四重奏団とコセのGrammophon録音など決定的名盤もある曲目ながら、それらと悠々肩を並べる、滋味と活気の双方をそなえた名演・と自信をもってお薦めできる!

さらに2曲、無伴奏合唱曲からの編曲が含まれているのにもご注目――どちらも妙なる弦音の重なりが繊細至極のニュアンスを描き出す、忘れがたい名編曲になっている(もちろん、原曲が良いからというのが大きいのだろうけれど)。