アンサンブル・フィリドオル(古楽器使用)

ハプスブルク帝国の管楽六重奏さまざま


MUP0096(国内盤)9月20日発売予定 2,940

 

【収録曲目】

1. 6声部のパルティータ 変ロ長調 Hob.II/B-7 ヨーゼフ・ハイドン(17321809) 

2. ラ・パストレッラ(牧人の娘) ヴァーツラフ・ハヴェル(1778頃〜1826以降?) 

3. カッサシオン 変ロ長調(ファゴット二重奏のための) フランティジェク・ブラニカ(18世紀末に活躍) 

4. 6声のパルティア 変ロ長調 18番 [『グラン・パルティータ』KV.361より抜粋編曲] ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(175691) 

5.  パルティータ ハ短調 フランツ・クロンマー(17591831) 

6.  モーツァルトの『皇帝ティートの慈悲』より 行進曲 ゴットフリート・リーガー(17641855)編曲 

7.  しじまのひとときに寄すハルモニームジーク アントーニオ・サリエーリ(17501825) 

 

ヘレヴェッヘのシャンゼリゼ管弦楽団の管楽セクションを支える超実力派アンサンブル、ひょろっとこんなところから登場! オーボエ抜きの六重奏、そのみごとな機能性...! 「グラン・パルティータ」の抜粋編曲がこれまた面白い、聴かなきゃ損なアルバムです!

 

「フィリドオル」としたのはちゃんとわけがありまして、原綴ではPhilidOrと最後のOが大文字なのだそう…フランス語で「Or」は「金」、そのあたりのかけことばなんでしょう・・・なんて雑談はともかく、俊才ぞろいのこのアンサンブルはもともとヘレヴェッヘ率いるピリオド楽器オケ、シャンゼリゼ管の管楽セクションが独立してできた団体。メジャー路線しかやらないのかと思いきや(Calliopeレーベルに名盤多数!)こんな気合の入ったアルバムでひょっこりチェコから登場です(チェコも旧ハプスブルク領ですからね)。

古典派の管楽合奏といえば八重奏編成が基本のようですが、じつはこれ、皇帝ヨーゼフ2世がそんなバンドを作ってからの話でして、もっと古い伝統をもつのがこの六重奏編成。手軽さと機能性は八重奏より上で、軽妙闊達なピリオド楽器吹奏の綾がくっきり映えること限りなし!巷にはピリオド管楽合奏盤が今でも少ないところ、実はハプスブルク帝国を軸にして無名曲まで収めたタイプのアルバムっていうのはこれが初めて?ってくらい貴重だったりします。

あの「グラン・パルティータ」の編曲なんてメジャー路線も、こんなコンテクストに組み込まれるとすごーくリアルに18世紀っぽく感じるもの。ついでにファゴット二重奏なんておまけも入って、隅々まで楽しめるコントラスト豊かなアルバムに仕上がっています!