ニコラ・ドルターユ(アルペジョーネ(ピリオド楽器),vc)
ロザムンデ四重奏団
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)
シューベルト:弦楽五重奏曲、
アルペジョーネ・ソナタ(アルペジョーネとフォルテピアノによる)
MFUG529国内盤 2008年2月1日 発売予定 2,940円
【収録曲目】
フランツ・シューベルト(1797〜1828)
1.アルペジョーネとピアノのためのソナタ
イ短調 D.821
2.弦楽五重奏曲
ハ長調 D.956
とんでもなく豪華なメンバーで、極上の音楽性で、シューベルト室内楽の二大名曲を!!
アルペジョーネをこんなに綺麗な演奏で聴けるとは、しかもフォルテピアノは「あの巨匠」…幽玄と精悍のはざまを行く五重奏曲も絶品。ウィーンの伝統とフランス語圏の繊細の交錯!
快進撃の止まぬロザムンデ四重奏団に、人気緩まぬ巨匠バドゥラ=スコダ、そして玄妙なるアルペジョーネのうらさびしい響きで綴られる、あの傑作ソナタ...えー、これはもう何を申すまでもない強力アイテムではありませんか! ウィーンの長老バドゥラ=スコダは最晩年のベートーヴェンが愛奏していたというグラーフ社のフォルテピアノに向かい、絶妙の繊細さと呼吸感でぽつ、ぽつと語りほぐしてゆくイントロに続き、あの有名なフレーズが「代用楽器」のチェロではなく、シューベルトが意図したとおりのアルペジョーネの音色で流れ出す…くぐもった響きがなんとも魅力的な、寒い季節にぴったりの音色のこの楽器は、ギターを縦にして弓で弾くような感じのもの。
音楽界には定着せず廃れ、シューベルトの残したこの至高の一曲にのみ形跡を残したわけですが、弾きこなすのは至難の業のようで「試しに弾いてみたら、何で誰もあえて使わないか分かった」と嘯いたのはロストロポーヴィチだったかビルスマだったか。でも本盤を聴けば、なるほどシューベルトがこれほどの名曲を捧げたのも納得!と思うはず――J.ゴリツキ、W.クイケン、P.ウィスペルウェイとそれぞれに「使用楽器にはうるさい」名手らに師事してきたベルギーの気鋭奏者ドルターユが、楽器の持ち味と曲の美しさを最大限に引き出し、グラーフ・ピアノの典雅な音色と忘れがたい協和を聴かせ、最後の一音まで聴き手を魅了してやみません!
そして後半ではモダン・チェロを手に、あの最晩年の一大傑作『弦楽五重奏曲』を・・・あの超一流団体・ロザムンデ四重奏団との共演で聴かせてくれるのです!曲冒頭からいきなり只者ならぬ玄妙な響き、そして精悍な勢いと絶美の静けさとがダイナミックに交錯する「明らかに超一流」な音楽作り!演奏者の知名度がかもし出す「名演の予感」を更にかるーく上回る、玄人筋も感涙ものの名盤ここに!!