ゼーフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(p)
ヴァルター・ヴェラー指揮 ベルギー国立管弦楽団
グラズノフ:ピアノ協奏曲、交響曲 第5番
MFUG521(国内盤)9月13日発売予定 2,940円
【収録曲目】
アレクサンドル・グラズノフ(1865〜1936)
1. ピアノ協奏曲 ヘ短調 op.92(1911)
2. 交響曲 第5番 変ロ長調 op.55(1895)
あのヴェラー四重奏団のリーダー、伝説のウィーン・フィル首席奏者、古参名匠ヴェラーと
21世紀のドイツから飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進中の超実力派エッカルトシュタイン!
いま誰もが気になるグラズノフの充実作2編を、とんでもない組み合わせの超絶名演で!!
こういうとんでもない顔ぶれのアルバムができてしまうから、Fuga Liberaという新レーベルは侮れません。玄人リスナー垂涎の的、1960年代のDECCAに名盤あまたのヴェラー四重奏団のリーダー・ヴァルター・ヴェラーがその後指揮者として、歌劇場と演奏会シーンで手堅く栄光を積み重ねてきていることはご存知のとおり――10年ほど前にはChandosでベートーヴェン交響曲全集(幻の「第10番」含む!)を完成させ健在ぶりを示しましたが、その後は英国のみならず、さらにバーゼル、シュトゥットガルト、ボローニャなどヨーロッパ方面でもキャリアを重ねています。
そして2007年からは老舗ベルギー国立管の音楽監督に...その早々の成果が、このアルバムというわけです。しかも曲目は、昨今メジャーメーカーも注目のロシア晩期ロマン派の名匠、グラズノフの隠れ大曲2編!ピアノ協奏曲は殆ど録音もなかった秘曲ですが、被献呈者はゴドフスキー、同郷のリヒテル御大もひそかに大絶賛していた...なんて逸話も。堂々と威容たのもしいヴィルトゥオーゾ的なソナタ楽章と、変幻自在のめくるめく交響的変奏曲からなる壮大な2楽章形式は、まさに晩期ロマンティシズムの麗しさ!かたや交響曲第5番は新古典派的構築感のなか、随所でスラヴの叙情がこぼれる忘れ難い充実作――オーケストレーションの達人グラズノフの面目躍如、聴き応え抜群の名品です(昨今のセレブリエル盤との聴き比べも愉しみ!)両曲とも、ヴェラー渾身の指揮から鮮やかなパッションが迸ります。
・・・と、指揮者サイドの紹介にずいぶん字数を割きました。対するピアニストは、なんと新世紀ドイツの風雲児エッカルトシュタイン!! 贅沢すぎもいいところの顔ぶれです。コンクール破りの快進撃もずいぶん前に思える、すでに堂々たる最前線奏者の風格が。名匠ヴェラーとがっちり組み合うさまは、ブラームス2番でのヨッフム&ギレリス、ベーム&バックハウスさえ髣髴させるような頼もしさ!
いやいやまったくもって、日本の硬派ユーザーの興味ど真ん中を突くような企画ではありませんか!