
アンサンブル・イクトゥス
冬の後に 〜原田敬子 作品集
MCYP5605(国内盤・日本語解説付)
4月21日発売予定 定価2,625円
1. ヘヴィ・ウッド(五つの楽器のための)
2. ラビリンスVIII(チェロとピアノのための)
3. ソノーラ・ディスタンツィアII(響きあう隔たり・ギターと11の楽器のための)
4. BONE+(アコーディオンのための)
5. BONE#(ヴァイオリン、カリンバとライヴ・エレクトロニクスのための)
6. BONE(ピアノのための)
7. ABYSS(深遠・クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための)
ジョルジュ=エリ・オクトール指揮 アンサンブル・イクトゥス
フランスシス・デップ(vc)ジャン=ピエール・プヴィオン、山根孝司(cl)他
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現代ベルギーが誇る刺激的コンテンポラリー・グループICTUSの超名手たちが しなやかに描き出すのは、美しく確かな楽音の集成による“偏在性の音楽”。 2001年に芥川作曲賞を受賞した気鋭の作曲家・原田敬子を、ヨーロッパ第一線の現代音楽シーンでヴィヴィッドな問題提起を続けつつ華々しく活躍するベルギーのアンサンブル・イクトゥスが大々的にフィーチャー、素晴らしい充実度を誇るアルバムをCYPRESに残しています。三善晃やファニーホウ、間宮芳生といった面々の薫陶を受けてきた原田による7編の収録作品(1992〜2000年作曲)は、各楽器の特殊奏法ふくめ再現コンセプトこそ各々ユニークとはいえ、基本的には水際立ったエンジニアリングで収録された“生音”による音楽。ピアノの様々な音響、カリンバ(親指ピアノ)の多彩な奏法、“場”に広がるコントラバスの低音、めくるめくクラリネット…コンテンポラリー・シーンを垣間見たいクラシック・ファンには、白石勝久氏と原田氏本人による平明な日本語訳の解説とあわせ、ぜひお薦めしたいアルバムです(フェルドマンやケージ、ファニーホウといった“巨匠たち”へのアプローチは、ここからそう遠くありません)。コアな現代音楽ファンなら、原田随一の脱構築的なコンセプトにどこまでも面白みを見出せるのでは。ブリュッセルのダダ・スタジオでの録音セッションにさりげなくMUSICA NUMERISの名技師アリーヌ・ブロンディオも参画しつつ、あくまで生々しい音で楽しめる素晴らしい現代音楽アルバムです。 |