ヴェラ・ツィバーコフ(ピアノ)

ショパン:バラード(全4曲)およびその他のピアノ曲


Intra033国内盤913日発売予定 2,940

Diapason 5点満点受賞!

【収録曲目】

フレデリク・ショパン(181049

1. バラード 1 ト短調 op.23

2. バラード 2 ヘ長調 op.38

3. バラード 3 変イ長調 op.47

4. バラード 4 ヘ短調 op.52

5. 子守唄 ニ長調 op.57

6. 舟歌 嬰へ長調 op.60

7. スケルツォ 4 ホ長調 op.54

8. 練習曲 3 ホ長調 op. 10-3「別れの曲」

 

さわやかな、ショパン――な、だけだと思ったら大間違い!(実は、NHKにも出演してました)

 マーキュリー扱い商品には、軟弱なだけのアイテムなんてありません。

 ミュラロの妙技とエンゲレールの構築感、ここに結実――デビュー作から、トバします!

 

 なんだよIntrada、今度は「勝負ジャケ」で女子アイテムかい! と思いきや、そんなヤワなもんじゃありませんでした――ラテン系諸国のCD、こういうことがあるので侮れません。だいたいヤワ路線でぬるく誤魔化そうという女子が、デビュー・アルバムに「バラード(全4曲)」なんてプログラムは選ばないと思うんですよ。まあ、ジャケのキャッチーさに販促効果がないかっていうと、ンなこともないでしょうけど(「別れの曲」の収録も、イージーユーザー向けのアイキャッチになるのでは)。

 ヴェラ・ツィバーコフは、1983年生まれのロシア系フランスのピアニスト。ランス音楽院でロジェ・ミュラロ(!)に、パリ音楽院ではブリジット・エンゲレールに師事し、前者のカリスマ性(?)と後者の構築感をあわせもつピアニストとして世に打って出てきました。昨年はNHK「スーパーピアノレッスン」にミシェル・ベロフの生徒役として出演していたそうですが、今やアジアくんだりでそんな端役をやってる場合じゃない、この化けっぷり――バラード第1番の冒頭からじわり自分の空気感に聴き手を引き込み、細かな芸達者ぶりをそこかしこに感じさせながら、じっくり壮大なスケールに仕上げてゆく。大きな構造をしっかり纏め上げながら細部まで徹底して聴き手の集中力をひきつける...なるほど、ショパンのバラードで来るわけだ、と納得させられます。そんな音楽性がビシッと決まるのが、あの長大なスケルツォ第4番――派手一辺倒とは一線を画す堂に入りっぷり、ジャケからは想像もつきません! “フランスの「レコード芸術」”的老舗レビュー誌Diapasonから5ポイント満点を贈られるのも頷ける、気合の入った1枚なのでございます。どうぞご注目ください!