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グラモラ・レーベル CD GRAMOLA GRML98771〜  (オーストリア)

CD:GRML98771 Gramola 国内盤 2,940円 ヨハンネス・イェス=クロップフィッチュ 〜ファツィオーリ、ウィーン、幻想と知性〜

ヨハンネス・ブラームス(1833〜97)
1. ヘンデルの主題による変奏曲 op.24

フレデリク・ショパン(1810〜49)
2. 幻想曲 ヘ短調 op.49

ヨーハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750) / フェルッチオ・ブゾーニ(1866〜1924)編
3. シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004より編曲)

ヨハンネス・イェス=クロップフィッチュ(ピアノ/ ファツィオーリ・グランド308)

クールで知的な表情が、急激にダイナミックな表現へ!
  あなどれない底知れなさで迫るウィーンの異色ピアニスト。ファツィオーリ308に向かい、堂々ソロで登場!!

往年の巨匠ヴィルヘルム・ケンプや、スタニスラフ・ブーニンの父にして巨匠ゲンリフ・ネイガウスの息子スタニスラフ・ネイガウスらに師事してきたウィーンのピアニスト、ヨハンネス・イェス=クロップフィッチュ(1960年生まれ)は、これまたちょっと見過ごせない逸材!

基本的には知性派寄りの、かなりクールなピアニズムで弾き進めてゆくタイプ…かと思いきや、曲のダイナミズムにあわせて驚くほどエキサイティングな暴れぶりをみせたり、静々と美音をかさねて信じがたい深遠な表情を醸し出してみたり、しかもテクニックは万全どんな箇所もまったく心配なし、先の読めない展開に徹頭徹尾引き寄せられっぱなしになること請け合い!「ショパンのエチュードとバッハの『平均律』は全部暗譜」というこの名手、Gramolaには室内楽盤も含め何枚かの録音がありますが、そんなイェス=クロップフィッチュのピアニズムをあざやかに浮き彫りにしてくれるソロ・リサイタル盤からまずご紹介。

プログラムはごらんのとおり、一見オーソドックスな作曲家ばかりのようで実はあなどれない選曲。確たる構築感覚で築かれてゆくブラームスの変奏曲、がっしりとした面持ちのなか静謐冷徹から激情の奔流まで縦横無尽のピアニズムが味わえるバッハ/ブゾーニ編「シャコンヌ」もさることながら、その両曲に挟まれた、知性と詩情を兼ねそなえたショパンの「幻想曲」作品49は聴きもの。

ピアノはファツィオーリの「308」グランド、この楽器の美音で細やかさも豪胆さも思いのままの表現を楽しめるのも、本盤の魅力のひとつでしょう。ピアノ・ファン必聴、一般ユーザーにもぜひ味わって頂きたいユニークなピアノ・アルバム!