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フーガリベラ・レーベル CD MFUG501 〜 MFUG510

CD:MFUG502 Fuga Libera 国内盤 2,940円 ファッシュ:序曲(管弦楽組曲)集

ヨーハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688〜1758)

1. 序曲(管弦楽組曲)ト短調
2. 序曲(管弦楽組曲)ニ短調
3. 序曲(管弦楽組曲)ホ長調

パウル・ドンブレヒト指揮 アンサンブル・イル・フォンダメント(古楽器使用)

古楽領域でのFuga Liberaの成功を印象づけた
すさまじくカッコいい、爽快舞踏組曲の名演奏!
  バッハやテレマンにも比肩、まさに至高のバロック!

作曲家のネームバリューを考えると下のバッハ盤のほうが「強力新譜」か、と思ったものの、このレビュー賞総なめぶりを考えても、やはり一度耳を通したら「どっちが強力盤だよ!」とも思うような――ファッシュを知っている人なら、その管弦楽組曲が演奏しだいでいかようにも面白くなりうることをご存知だろうけれど。何しろここでの演奏陣はレオンハルト世代と緊密に共演してきた熟練の古楽オーボエ奏者、パウル・ドンブレヒトが率いる精鋭集団イル・フォンダメント!そりゃあウマいはずではあるけれども、ここまでシャープにクールに決まってくると、もう降参するしかない。

ファッシュはバッハがやってくる前のライプツィヒで大学生をしていて、彼の前任者クーナウのもとで研鑽を積んだのち、テレマンやグラウプナーを育てた「バロック管弦楽組曲の聖地」ダルムシュタットでしばし活躍。バイロイトや(後年ハイドンの勤め先となった)ルカーヴィツのモルツィン家で仕事をしたのち1722にツェルプストに落ち着き、この地で多くの器楽合奏曲を書いた人。とりわけ協奏曲と組曲に注目すべき作品が多いことは、テレマンとバッハに飽き足らぬ古楽ファンならご存知のとおり! ここでは短調曲2曲に長調曲1曲で、無数の舞踏楽章を通じてうつくしい陰鬱、爽快な響き、舞踏のセンス、やさしさ、悲しさ、やるせなさ、晴れがましさ…とバロック音楽らしい多彩な魅力が次々とはじけまわる豪華絢爛なプログラム!

上でも言及したとおり、イル・フォンダメントのすばらしい一体感と絶妙の呼吸具合はまさに絶品で、そんじょそこらの「バロックもの名演」にはもう驚かなくなってきた耳にも新鮮・強烈な鑑賞体験をもたらしてくれるはず!国内盤化を機会に、ずっとひろく聴いていただきたい同レーベルきっての大推薦盤のひとつなのだった。

仏Diapason誌「ディアパゾン・ドール(金賞)」受賞
仏Classica-Repertoire誌 10ポイント満点受賞
ベルギーCrescendo誌 Joker特賞受賞
ルクセンブルクPizzicato誌 Supersonic賞受賞


CD:MFUG505 Fuga Libera 国内盤 4,515円 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集(2枚組)/アブドゥル=ラフマン・エル=バシャ(p)大野和士&ベルギー王立モネo. レコード芸術2007年11月号 新譜月評 交響曲 に掲載されました。


CD:MFUG508 Fuga Libera 国内盤 2,940円 J.S.バッハ&C.P.E.バッハ 鍵盤作品集
〜おお、甘美なるクラヴィコード〜

ヨーハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜88)

1. 組曲 ホ短調 Wq.62-12/H.66(C.P.E.バッハ)
2. 変奏付きアリア BWV989(J.S.バッハ)
3. ファンタジア 第2番 ハ長調 Wq.59-6/H.284 (C.P.E.バッハ)
4. ファンタジア イ短調 BWV922(J.S.バッハ)
5. ラウテンヴェルクのための組曲 イ短調 BWV996(J.S.バッハ)
6. 「スペインのフォリア」による12の変奏(C.P.E.バッハ)

ジョスリーヌ・キュイエ(クラヴィコード) 使用楽器A:エミール・ジョバン(フリーデリツィ1773年モデル) 使用楽器B:パトリック・シュヴァリエ(フーベルト1785年モデル)

“強烈なクラヴィコード”なんて、聴いたことない!!
こんなに激しく、クラヴィコードで歌い狂えるのか?
  名曲と秘曲で綴る、通念を覆す至高のバッハ演奏!!

「フォル・ジュルネ」の本拠地として知られる中仏の古都ナントで活躍する古楽アンサンブル・ストラディヴァリアの通奏低音奏者、ジョスラン・キュイエのバッハものアルバム…と書くとまったく陳腐きわまりなく、担当も正直聴きもせずに見過ごしかかっていた1枚ながら、かけてみて全く印象が変わった。全編クラヴィコードで弾いているのだけれど、とにかく弾き方が絶妙にアグレッシヴ! 要所要所で爽快に激しいのである。…と、念のため楽器説明を少し。

クラヴィコードはピアノの正当な前身楽器で、チェンバロが弦を「弾く」ところ、こちらは小片で「つっつく」ことで音を得るため音量は驚異的に小さい。しかし楽器のアナログな構造ゆえ、強くキィを押すと弦をゆがめ特殊な音響効果も得られる――ジョスリーヌ・キュイエはこれを最大限に生かして表情をみごとにつけ、かつ「フォルティシモ」的な打鍵をすばらしく絶妙のタイミングで織り交ぜながら、ただでさえ感情表現の強烈な“大バッハの次男”エマヌエルの作品の持ち味をユニークな方向に突き進ませ、「孤独と憂愁のロマン派の先駆け」的に鬱々とした美を追求するタイプの演奏とは一線を画した、「フランスの」「女性」ゆえにか?と思われる独特の境地を体現しているのだ!

エマヌエル・バッハ作品がそんな感じゆえか、交互に現れる大バッハの作品もそうした感情表出的な側面が美しく強調されていて、なんとも聴き応えある、およそクラヴィコード゙らしからぬ…いや、しかしクラヴィコードであるがゆえ辿りつけた絶品解釈が打ち出されている。こちらも「何はともあれ聴いて欲しい」としか言いようがない――つまり、さりげなく試聴機に入れておくとご利益のありそうなアイテムなのだった!

仏Le Monde de la Musique誌 「CHOC(ショック!)」特賞受賞


CD:MFUG509 アリス・アデルのフランク解釈 〜ピアノ五重奏曲、他/アリス・アデル(p) ダネル四重奏団 レコード芸術2007年12月号 新譜月評 室内楽曲 準特選盤 に選ばれました。