
CD:EMCCD7762 Early-Music.com 国内盤 定価2,730円 バッハからモーツァルトへ 〜最小編成によるトリオ・ソナタ集
ヨーハン・ゼバスティアン・バッハ (1685〜1750)
1. フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030
2. トリオ・ソナタ 第3番 ニ短調 BWV527
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (1714〜88)
3. フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 Wq.83
ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ (1732〜95)
4. チェンバロ・コンチェルタントとフルートのためのソナタ ヘ長調 Wf.VIII-1
ヨーハン・クリスティアン・バッハ (1735〜82)
5. フルートまたはヴァイオリンとチェロの序奏つきチェンバロ・ソナタ ト長調 作品2-2
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756〜91)
6. ヴァイオリンまたはフルートの序奏つきチェンバロ・ソナタ ヘ長調 K.13
クレール・ギモン(フラウト・トラヴェルソ)
ヤープ・テル・リンデン(バロック・チェロ)
ガリー・クーパー(チェンバロ)
実力派たち3人が揃い、4人分の音楽を響かせる!
チェンバロの右手を1パートに見立てた新分野の変遷を、絶妙のアンサンブルと音色でたどる好企画
かたやモーツァルトの四重奏曲やテレマンの協奏曲集など、Early-Music.comで多元的な音楽性を発揮している古楽フルート奏者ギモン。かたやASVでの名盤群やレイチェル・ポッジャーと録音しているモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集の数々で、日本の明敏なリスナーたちにも名手ぶりを印象づけている英国の気鋭古楽奏者ガリー・クーパー。彼ら2人の室内楽の名手が、折々に大先達ヤープ・テル・リンデンを交えながら送る「ふたりで3人分、3人で4人分」のソナタ集が登場!18世紀中盤の叙情あふれるロココ様式を、バッハの息子たちの忘れがたい作品群で堪能させてくれる。
トリオ・ソナタは元来、低音と中音域を和声楽器が担当し、旋律部分を担当する二つの楽器のかけあいを伴奏してゆくというもの。しかし鍵盤楽器は一台でかなり充実した音楽を演奏できるから、鍵盤パートをきちんと書き込んで、旋律もひとつ受け持つ形にすれば、2人だけでもトリオができる・と「オブリガート(=必ず参加する)チェンバロ」と旋律楽器のための作品をせっせと書き始めたのが大バッハ。18世紀中〜後盤には、逆に鍵盤ソナタに「旋律楽器で助奏をつける」という形のソナタが流行(モーツァルトのヴァイオリン・ソナタも同様)。その狭間にどれほど美しく忘れがたい音楽が花咲いていたか――とにかくはまず聴いてみていただきたい。切なさと叙情、雄弁と歌心のすべてがここにある。録音の少ないJ.C.F.バッハの作品まで含め、6曲すべてが傑作…そう感じずにはおれない名演なのだ。 |