CD:EMCCD7763 定価 2,730円 テレマン:フルートやリコーダーのための協奏曲あれこれ /
ゲオルク・フィリップ・テレマン (1678〜1767)
1. 合奏協奏曲 TWV53:e1
〜2本のフルート、ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための
2. 二重協奏曲 イ短調 TWV52:a1
〜リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽合奏と通奏低音のための
3. リコーダー協奏曲 ヘ長調TWV51:F1
〜リコーダー、弦楽合奏と通奏低音のための
4. 合奏協奏曲 ロ短調 TWV53:h1
〜2本のフルート、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための
5. 二重協奏曲 変ロ長調TWV52:B1
〜2本のリコーダー、弦楽合奏と通奏低音のための
6. 二重協奏曲 ホ短調 TWV52:e1
〜フルート、リコーダー、弦楽合奏と通奏低音のための
ヤープ・テル・リンデン(vc/vg/指揮)
アリオン・アンサンブル (古楽器使用)
ターフェルムジークを追い落とすカナダ最高の古楽集団、登場!
テレマンの魅力を120%堪能させるエキサイティングな圧倒的名演
"カナダのグラミー"ジュノー賞にもノミネート。必聴のクオリティ!
Early-Music.comのポテンシャルを端的に味わいたければ、何はともあれ、まずはこのアルバムから聴いていただきたい――フラウト・トラヴェルソとリコーダーを核に、バロック・ファゴットやヴィオラ・ダ・ガンバなど意外なソロ楽器も入り混じりつつ闊達な技量とともに織り上げられてゆく、ヴァラエティ豊かなテレマンの協奏曲集だ。文句なしのハイ・クオリティのほどが買われて、ご存知「カナダのグラミー賞」ともいうべき大規模音楽賞であるジュノー賞のクラシカル部門にも堂々ノミネートされてしまった…と聞けば期待感も高まるだろうか?いや実際、その期待を裏切らない素晴らしいアルバムなのである。
冒頭ページでお伝えしたとおり、アリオン・アンサンブルはターフェルムジーク他有数の古楽団体で腕を磨いた若き奏者たちが集まり、ATMAなどカナダの既存レーベルで録音経験を積んだのちEarly-Music.comを立ち上げて独立。各パートに見せ場がありそれぞれに自立性を求められるテレマンの多声協奏曲の数々こそ、彼ら一人一人の技量の確かさを印象づけるにふさわしい――リーダーのC.ギモンの修辞感覚たしかなトラヴェルソ、抑揚豊かに旋律を歌いあげるCh.レミヤールのヴァイオリン、そしてM.モーティがヘ長調のリコーダー協奏曲で聴かせる、シェークもターンもアクサンも自由自在な縦横無尽の吹きまわし(三半規管に糸を通されて思うがままに操られる思い!)、長調から短調に転じる瞬間の見事さ、まろやかに連なる細かな音符・・・そして彼ら自発性あふれる気鋭奏者たちを鮮やかに一つに纏め上げる、熟練の音楽家ヤープ・テル・リンデンの的確な指揮に舌を巻かずにはいられない(若き日のアルノンクール同様、チェロを弾きつつ指揮をしているもよう)。さらに贅沢なことに、なんとテル・リンデン自らヴィオラ・ダ・ガンバを手に1曲ソロを買って出ている――彼のガンバを聴けるなんて、大昔のMAK時代以来の快挙?たおやかに美音のリボンをはためかせるような、その鮮やかな音色がリコーダーとからむ至福の瞬間…。
バロック・ファンや管楽器ファンのみならず、王道クラシック・ファンにも是非おすすめ。ご覧の通りの美麗外装ゆえ、贈答用にもぴったりだ。 |