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コンチェルト・レーベル CD CNT2011 〜  (イタリア)

CDCNT2024 CONCERTO 国内盤 2,940円 モーツァルトとオルガン/アレッシオ・コルティ(org)


CD:CNT2026 CONCERTO 国内盤 2,940円 プラッティ:チェンバロ・ソナタ全集Vol.1 ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1700〜62)

「クラヴサンのための、イタリア様式によるソナタ集」作品1(ヴュルツブルク1742年刊)より
1. ソナタ 第1番 ニ長調
2. ソナタ 第2番 ハ長調
3. ソナタ 第3番 ヘ長調
4. ソナタ 第4番 ト短調
5. ソナタ 第5番 ハ短調

フィリッポ・エマヌエーレ・ラヴィッツァ(チェンバロ)

スカルラッティやガルッピだけじゃない!
18世紀中盤ならではの「親しみやすさ」と「歌心」。“ピアノ前夜”の豊饒なサウンドを、名手が体系録音!

ちょっと前、CARO MITISから珍しく協奏曲集がリリースされたプラッティ。ヴィヴァルディやバッハなどの音楽に親しんでいる耳にいちばんストレートに響く「前古典派」語法の代表者たるこの作曲家、活躍地はドイツ中央やや南寄りのヴュルツブルク宮廷だった――ロココ美術の世界的拠点のひとつでもあったこの宮廷で、プラッティは多忙きわまる作曲生活を続けていたとか。

手がけたジャンルは多岐にわたるが本領はやはり器楽曲、なかんずくソナタの数々は絶妙のメロディ・センスもあって、どれだけ聴いても飽きない魅力に満ちている。とくに管楽器のためのソナタなどはいろいろなアルバムでお目にかかったりするわけだが、ちょっと見過ごされがち?と思われるのが1740年代、バッハやヘンデルの晩年頃に作曲された鍵盤ソナタの数々です。

数の点でもかなりまとまっているのに、意外と全曲録音というスタイルでは聴ける機会のなかったプラッティの鍵盤作品群を、楽譜校訂まで手がけるミラノ出身の知性派奏者が端麗・優美なタッチで、がっつり全曲愉しませてくれるというから嬉しい限り―これはその第1作です。

プラッティの鍵盤ソナタはだいたい4楽章構成で、組曲的形式や古い緩・急・緩・急の構成も多いけれど、1740年代というかなり早い時期に書かれたわりには交響曲のような急・緩・舞曲・急…といった構成のものもあって、遠い異国で暮らしたスカルラッティの同時代に、ちゃんとヨーロッパ中央部でも鍵盤ソナタの発展が進められていたことを示していて全く興味深い。単純に流して聴いていても、チェンバロとは思えぬほど雄弁な音楽展開は誰をもすんなり魅了するのでは? この知られざる沃野に、ぜひ踏み込んでいただきたいものです。

参考盤 『G.B.プラッティ ヴュルツブルク宮廷の協奏曲さまざま』
アルフレード・ベルナルディーニ(ob)
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ(古楽器使用)
CM005-2006