アレクセイ・ウトキン(オーボエ) エルミタージュ室内o.
オーボエで綴るショスタコーヴィチの世界
CM008-2004(国内盤)日本語解説付き
発売中 3,045円 (税抜2,900円) SACDハイブリッド(通常プレイヤーで再生可能)
【収録曲目】ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906〜74)
1. エレジー 嬰へ短調(ob / strings)
2. 10の前奏曲 作品34(ob / strings)
3. 二つの前奏曲とフーガ(作品87より)ハ短調&ニ短調 (ob / vc / p)
4. バレエ組曲〜『ボルト』『黄金時代』『明るい小川』より(ob/fl/perc/strings)
アレクセイ・ウトキン(オーボエ) ミハイル・ウトキン (チェロ&編曲)
マリア・チェプリナ(フルート)ダーリャ・アリョシナ(ピアノ)エカテリーナ・ドシナ(チェロ)
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バッハ編曲集3作で鮮やかな手腕を見せつけた鬼才ウトキン、今度はなんとショスタコーヴィチ! ピアノ作品など意外な作品ばかりから、驚くべき叙情性を引き出してみせた異色の編曲集! こちらは生誕100周年となるショスタコーヴィチ、本場ロシアのハイブリッドSACDレーベルCARO MITISから、かなり風変わり&予想を覆す素晴らしさの異色新譜が届きました。なんと「ショスタコーヴィチのオーボエ作品集」!? CD一枚分もオーボエ曲を書いていたのか――と思いきや、バッハの作品を次から次へとオーボエ用に編曲して流麗きわまる演奏を聴かせてくれた、あのアレクセイ・ウトキンとその兄弟ミハイル・ウトキンによる編曲集でした。しかし何と原曲に選ばれているのは『10の前奏曲集 作品34』や『24の前奏曲とフーガ
作品87』など予想外の作品ばかり、これまでの原作のイメージを大きく覆す繊細にして優美な解釈で、作品に潜んでいた意外な叙情性をまざまざと引き出してみせているのです。ショスタコーヴィチ独特の歌心をよーくご存知の方も、まさかこのあたりのピアノ曲からこんな歌がこぼれ出ようとは思わなかったのでは?
バレエ作品からの組曲ではフルートと打楽器を編成に加えているものの、基本的には弦楽合奏+オーボエという“バロック編成”によって、管弦楽の洪水に埋もれがちなショスタコーヴィチの美質を瑞々しく描き出してくれます。こうした意外性も、ウトキンらのような超絶をきわめる名演でなくては伝わらなかったことでしょう――巨匠の芸術を脱構築する異色盤、ショスタコーヴィチ・マニアなら必聴ですし、この作曲家を敬遠気味の方々にも自信をもってお薦めできます。 |