CD/SACD Hybrid :SCD2053 CISCO MUSIC 国内盤 3,465円 ララ・セントジョン/ジプシー
ワクスマン:ビゼー「カルメン」による幻想曲
レヒトマン:「黒い瞳」による変奏曲
バルトーク:狂詩曲第2番
クライスラー:ジプシーの娘
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
レヒトマン:ジプシー夜想曲
ラヴェル:ツィガーヌ
レヒトマン:チャルダーシュ奇想曲
ありあまる音楽性を覆い隠すヴィジュアル?
聴けばわかる!実力派"クラシカル・ロリータ”ララの傑作リサイタル盤が、
SACDハイブリッド盤で登場!
以前オーディオファイル向けのWell-Temperedレーベルから出ていたララ・セントジョンのリサイタルCDが、SACDハイブリッド盤となってCISCOから登場。
ポートレート満載のギャラリーやファンレターが画面をにぎわすwww.larastjohn.comにとどまらず、かつてAVIE(エムプラスさま扱い)からリリースされたバッハ協奏曲集には4ツ折(だったか)のグラビアポスターが添付されていたという“クラシカル・ヴァイオリン界のロリータ”ララだが、ちょっと聴けば彼女が耳の肥えたクラシック・ファンもうならせる実力派であることがわかるはず――今回のアルバムでも“ジプシーものの王道”であるラヴェルの「ツィガーヌ」やバルトークの「狂詩曲第2番」など、まともなヴァイオリニストでもうっかり手が出せない本格作品を主軸にすえて、これっぽっちも見かけ倒しではない堂々たるサウンドで迫ってくる。テクニックの完璧さなどに言及するのは野暮なほど、鋭角的かつ神経質な音と聴き手を惹き込むフレージングで、ジプシー的熱狂を鮮烈にうたいあげる。冒頭に配された一般ファン向け?にもわかりやすい「カルメン幻想曲」(ワクスマン編曲)も、ヴィジュアル系アーティストのケレンではない、むしろハイフェッツやスターンの系譜に連なるような迫真の出来ばえだ。ちなみに彼女は2000年に都響シリーズでパーヴォ・ヤルヴィと来日しているので、すでにご存知の方もいるだろう。
“伝説的エンジニア”ポール・スタッブルバインによりSACDリマスターされた本作、もちろん通常プレイヤーでも再生可能なハイブリッドSACD仕様ながら、神経質に研ぎ澄まされた彼女の音を満喫するにはやはりSACDプレイヤーが欲しくなるのでは――再生装置しだいで響きがどんどん鮮烈になりそうな、オーディオファン向けの録音ともいえそうだ。
演奏:
ララ・セントジョン (ヴァイオリン)
イラン・レヒトマン (ピアノ) |