CD/SACD:CM005-2006 CARO MITIS 国内盤 2007年3月中旬 発売 3,360円 SACD&CDハイブリッド盤(通常CDプレイヤーでの再生が可能です)
ブラッティ:協奏曲さまざま 〜ロココ時代のドイツのイタリア人〜
ジョヴァンニ・ベネデット・ブラッティ (1697〜1763)
1. オーボエ協奏曲 ト短調 / 2. チェンバロ協奏曲 二長調 / 3. スターバト・マーテル / 4. ヴァイオリン協奏曲 イ長調 / 5. チェロ協奏曲 ト短調 / 6. ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ) / ブラトゥム・インテグルム・オーケストラ(古楽器使用)
ポスト・バロック時代の大天才の、ソナタではなく協奏曲をあれこれ楽しめるこの喜び!しかも独奏は「ゼフィーロ」創設者の、あの名手!
今度の新作はイタリア後期バロック−−シア初の常駐古楽器集団ブラトゥム・インテグルムも、ずいぶん多彩なプログラムに取り組むようになったな…と何気なく目を転じると、そこに現代屈指のバロック・オーボエ奏者アルフレード・ベルナルディーニの名が! ハーグ王立音楽院に学んだ多芸なる名手、日本語挨拶も流暢な奇人にして遺憾なき名人芸と音楽性の持ち主−−彼が同郷きっての名人を紹介するにあたり、単に自分の独奏だけにとどまらず、折々にロシアの気鋭奏者たちを独奏に立てて指揮にまわりながら、タルティーニやハッセあたりにも通じるような、バロック後期からロココ・ギャラント期にかけて特有のどこか儚げな美しさを多角的に描き出してみせてくれているのがまた頼もしい!
ブラッティの作品を扱ったアルバムそのものは結構あるのだが、大抵はトリオないし通奏低音つきソロ・ソナタか鍵盤ソナタ集など、ごく小編成の作品ばかり。そこへヴァイオリン協奏曲やチェロ協奏曲、ましてチェンバロ協奏曲まで聴けるとは嬉しい限り−−ブラトゥム・インテグルムのトップ奏者たちも、つい先頃カフェ・ツィマーマンの面子がそうだったように、どんどんソリストとして腕を磨きつつあるようだ。ヴィヴァルディやテレマンなどの協奏曲がお好みの方、タルティーニ〜ボッケリーニ初期あたりの前古典派/ロココ系サウンドがお好みのファンはもちろん、ぜひ広く聴かれてほしい新譜なのである。
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