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アー・エス・ミュジーク CD

CD:ASM003 国内盤 2,940円 2007年6月中旬 発売予定 2,940円 ジョナサン・ダンフォード (バス・ド・ヴィオール) マラン・マレのトンボー 〜ドレ、フォルクレ、ロラン・マレ〜フランス・ヴィオール楽派 最後の栄光〜

【収録曲目】
シャルル・ドレ(18 世紀に活躍)
1. ヴィオールのための組曲 ト長調 / 2. マラン・マレのトンボー

ロラン・マレ(1680 頃〜1750 頃)
3. クラヴサンのためのプレリュード / 4. ヴィオールのための組曲 ハ短調(1738)

アントワーヌ・フォルクレ(1672〜1745)
5. ヴィオールと通奏低音のための第1 組曲 ニ短調

ジョナサン・ダンフォード、シルヴィア・アブラモヴィツ(バス・ド・ヴィオール) / ナーニャ・ブレーデイク(トリプルハープ) / ダフニ・コッコニ(クラヴサン)

鮮烈すぎる古楽レーベルAS Musique、待望の新譜はなんと「マレ以後のヴィオール音楽」!
もう古典派はすぐそこ、聴きやすくも繊細なロココ・サウンドはあまりに美しい――
大ヴェテラン揃いの演奏陣にヴィオールは歴史的銘器、どこまでも贅沢すぎる名演に酔う!

2005年に2枚の新譜をリリースしたまま、鳴かず飛ばずだったAS MUSIQUE から待望の新譜が登場――前作ふたつがとほうもない名盤だったせいで(ボーモンのシャンボニエール全集(ASM001)は今だに大好評でございますが)期待はいや増しに高まりますが、その期待を満たしてあまりある傑作だから困った?ものです!なんといっても、注目はロラン・マレ。

あのマラン・マレの息子の曲が聴ける、それもチェンバロ独奏曲まで!しかも演奏は大ヴェテランのダンフォード、それも使用楽器はサロモン1741年製作オリジナル!加えてル・ポエム・アルモニークの初期を支えた、これも多忙をきわめる実力派アブラモヴィツ(こちらも18 世紀フランスのオリジナル楽器使用)やブレーデイクが共演しているというから贅沢どころの話ではありません。通奏低音がハープとチェンバロ、なんて清廉玄妙なこのサウンド!

というか冷静に判断してみても、フォルクレもドレもこれまた滅多に録音されないレパートリー・・・古典派はすぐそこ、という時代に作曲された音楽だけに、聴きやすいロココ的音楽展開でヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の音色を堪能できます、コアな古楽ファンならずともこれはアプローチしやすい、そして忘れがたいアルバムになるであろう1 枚です!


試聴

CD:ASM001 国内盤2枚組 4,200円 シャンボニエール:クラヴサン作品集(全曲)他 ジャック・シャンピオン・ ド・シャンボニエール(1601/2〜72)

〈CD1〉「クラヴサン作品集 第1巻」(1670)より・・・組曲 イ短調/組曲 ハ長調/組曲 ニ短調/組曲 ヘ長調/組曲 ト短調 手稿写本による作品・・・ 組曲 ニ長調/組曲 ヘ短調/ジグ ホ短調/組曲 ヘ長調

〈CD2〉 手稿写本による作品・・・組曲 ト長調/組曲 イ短調/組曲 変ロ長調 「クラヴサン作品集 第2巻」(1670)より・・・ 組曲 ハ長調/組曲 ニ短調/組曲 ニ長調/組曲 ヘ長調/組曲 ト短調/組曲 ト長調 J.H.ダングルベール(1635〜91) 「シャンボニエール氏の死を悼むトンボー」 ※他にE.ゴーティエのリュート曲1曲、L.クープランのクラヴサン曲1曲を含む

演奏:オリヴィエ・ボーモン(クラヴサン、17世紀末“DF”)+クレール・アントニニ(テオルボ、リュート)

ランジュレ盤につづき、シャンボニエール録音の金字塔的決定盤が登場! 出版作品をすべて網羅した、名手ボーモン入魂の1作

フローベルガーやフレスコバルディ、ルイ・クープランと並ぶ重要な17世紀フランスのクラヴサン作曲家シャンボニエールだが、録音はこれまで驚くほど少なかった。まして国内盤となればいわずもがなで、PAN CLASSICSのランジュレによる録音(PC10170)が発売以来あっという間に初回オーダー分を売り切り、オーダーが増加の一途をたどっている(すみません・・・次回入荷は2月の見込みです、ご迷惑をおかけしてます)現状をみれば、いかにシャンボニエール録音の潜在的希求度が高かったか証明されたように思う。

そこへ――古楽ファンの渇をいやすかのように突如としてあらわれたAS Musiqueのこの1作。なんと、ERATOで驚異的なクオリティのクープラン全集を完成させたヴェテラン名手オリヴィエ・ボーモンという“巨匠”の演奏なのだ。しかも生前に出版された作品は網羅したうえ、さらに手稿譜で伝わる作品まで数曲含め、時代の様式にかんがみて適宜“リュート伴奏”という興味深い試み(これが意外に面白い...わずかに漏れ聴こえる撥弦の音の不思議な美しさ...!)まで行った、まさに完璧すぎるほどの決定盤なのだ!20ページにわたる解説の充実度にも目をみはるものがある(もちろん日本語訳添付予定)。冒頭には17世紀流の朗誦で出版譜のタイトルが読み上げられ、本格派の雰囲気たっぷり。艶消し紙で楽譜用紙のような手触りのある美しいデジパック(紙外装)のジャケットも良い趣味を感じさせる。

録音技術もすばらしく、ボーモンの繊細かつ雄弁な音楽、楽器のサウンドの妙を的確に伝えてくれている。作品ごとのニュアンスの変化、微妙なテンポのくずしやタッチの繊細さには息をのむばかり。現在ランジュレ盤をチェックしているお客様にお勧めなのはもちろん、古楽ファンなら必ず押さえておきたい決定盤だ。

仏「Le Monde de la Musique」誌 4つ星受賞
仏「TELERAMA」誌 推薦“ffff”受賞…他

録音:2003年5月、カルヴァドス(フランス)、ベニ・シュル・メール城
技師:マヌエル・モイノ
監修:アラン・デュシュマ


試聴

CD:ASM002 国内盤 2,625円 マツォッキ:「宗教的・倫理的曲集」 ドメーニコ・マツォッキ(1592〜1665)

1.美徳の切望
2.涙にかきくれるマグダラのマリア
3.愛への反駁
4.「アエーネアス」第4歌〜ディドーの別れの歌
5.第4トッカータ(A.マイヨーネ作曲)
6.モラーレ(教訓)
7.はやく起きなさい、愛する人よ
8.われらが生を砂時計になぞらえて
9.危険な快楽から逃れねばならぬなら
10.パッサカーリャによる100変奏(G.フレスコバルディ作曲)
11.我々は泣かねばならぬ〜我らが主イエス・キリストの受難
12.キリストの死についての瞑想
13. マリアとイエスについて
14. 半音階チェンバロのためのトッカータ(G.M.トラバーチ作曲)
15. 「アエーネアス」第9歌〜エウリアルスの母の嘆き

ジル・フェルドマン、オルランダ・ヴェレス・イシドロ(S)
ケネス・ワイス (半音階チェンバロ)+フランソワ・ゲリエール(室内オルガン)

まったく衰えをみせぬジル・フェルドマンの歌声! 名手ワイスの典雅な伴奏をえて制作された、まだまだ録音の少ない大家マツォッキの重要作品集

かつてharmonia mundi franceにルネ・ヤーコプスが録音していたためご存知の方も少なくないであろう、17世紀前半の百花絢爛ローマ音楽界の重要な作曲家、マツォッキ。カリッシミやルイージ・ロッシらと同時代、朗誦がしだいにレチタティーヴォやアリオーソ、アリアなどへと結実してゆく頃に最前線で活躍していた人物だ。

抑制された簡素な伴奏でこそ声楽パートに注目が集まり、鮮やかな音楽美を堪能できる彼の声楽曲を、まさに的確にも“鍵盤1台のみの伴奏”で“超・実力派の歌手を起用”して聞かせてくれるのがこのディスク。何しろ独唱はジル・フェルドマン――クリスティやマッゲガン、モロニーといった1980年前後のharmonia mundi franceの大アーティストたちと華々しく活躍してきた名歌手である。堂々として、しかも引きどころと繊細な心を忘れぬ歌口に、ついつい引きずり込まれてしまう! 対するポルトガルの名歌手ヴェレス=イシドロもブリュッヘンやコープマンの信頼あつい名歌手。フェルドマンにまったく負けてない圧巻のデュオぶりは耳を疑うほどだ。そしてチェンバロはSATIRINOでのラモー(SR031)やバッハ「パルティータ」(SR011)が好評のアメリカの名手ワイス――彼の17世紀もののソロが聴けるのも嬉しいし、半音階チェンバロという稀少楽器での参入もツボだ。

エンジニアリングはなんと、優秀録音レーベルAlphaのサウンドを支えている“マジック(魔法の)エンジニア”ことユーグ・デショー。繊細な仕事振りはいつものとおりだ。プロデュースはF.ブリュッヘンの愛弟子ケース・ブッケ、企画全体が急逝したリュートの名手C=E.シュレーダーへの追悼となっている...など、長年の古楽ファンには興味深いポイントもちらほら。作品自体の出来ばえの素晴らしさとあわせ、当レーベルの明るい将来を予感させずにはおかない。

録音:2003年11月&2004年1月、ベルギー、モン・サントベール教会
技師:ユーグ・デショー
監修:ケース・ブッケ