
CD:Alpha022 国内盤 2,940円 悪しきを思うは、貶めらるべし! 〜14世紀イングランド王室における多声教会音楽
ディアボルス・イン・ムジカ
ラファエル・ブーレ(テノール)
オリヴィエ・ジェルモン(テノール)
アントワーヌ・ゲルベ(テノール、指揮)
ジャン=ポール・リゴー(バリトン)
エマニュエル・ヴィストルキ(バス・バリトン)
フィリップ・ロシュ(バス)
録音:2001年11月、ビュイ・ラン・トゥレーヌ(フランス)
1. 寛大さ、真実、そして慈悲が王侯を救う/めざましきフランス王ルイよ
2. ごきげんよう、慈愛の母よ
3. 天上の御殿に喜びあれ
4. 私はあなたを憐れに思う、わが同胞ヨナタンよ/アプサロム、わが息子
5. この蒙昧な民は、なぜこんなにわめき立てるのか
6. ユデアとイェルサレムよ、恐れることはない
7. 操高き乙女マリアよ
8. マリアの部屋に、そっと天使が入って来た
9. おお、称えられたる貞操よ
10. 鐘とシンバルを打ち鳴らし/天上を統べたる皇后に誇りあれ
11. 預言者に向かって、バラムが言うことには
12. われらが父を孕みしむすめ、処女マリア/海の上に輝く星よ/ひとつの花が咲いた/処女マリア、神聖なる花よ
13. 栄光、称賛、全聖人の避難所
14. その乙女が全人類を救ったのだ
15. 百合は花咲き、白く輝く/白鳩のごとく白き百合、棘もなしに花開く薔薇
16. キリストの畑は刈り時を迎えた
17. いと高き所にいます神に栄光あれ(グローリア)
18. 世々の罪を取り除く天の子羊(アニェス・デイ)
19. 行け、ミサは終わった
騎士道華やかなりし中世、聖母マリアと円卓の騎士が憧れだった時代...
フランスのルイ聖王の子孫にしてイングランド国王、エドワード3世(在位1327〜77)。彼とエノー伯爵礼嬢フィリパとの結婚式で歌われた聖歌を皮切りに、100年戦争時代のイギリス王室礼拝堂で歌われていた多声聖歌を次々と紹介するCD。
「ダンスタブル以前のイギリス多声音楽」をまとめて聴けるCD自体が珍しい、というプレミアもあるのだが、何しろ演奏が非常に素晴らしい!いかにも静謐でインスピレーションに満ちており、歌手たち個々の透明な声が生々しく伝わってくるのである。
演奏しているディアボルス・イン・ムジカは、フランスのStudio SMレーベルに数枚の中世フランス音楽のCDを録音しており、いずれもDiapasonやRepertoire、Teleramaなどで高い評価を得ているというが、当盤もまた、充分うなづける名演。
ちなみに、タイトルはエドワード3世のガーター騎士団の紋章に書き込まれた警句(この紋章は現在もガーター勲章として残っている)。 |